第1章 ツンデレ、、?
『あ、神代先輩。お疲れ様です。
ちょっと彰人を探しに来たんですけど、先に帰っちゃったみたいで。
先輩こそどうしたんですか?1年の教室まで来て。』
少し落ち込んでいると、後ろから声を掛けられ振り向くとこの学校では知らない人はいない(?)変人と名高い神代先輩が微笑んでいた。
私は寧々と仲が良く、その幼馴染みである神代先輩ともよく話をする。
「ん?ああお疲れ様。
そうだったんだね。僕はちょっと寧々に用事があってね。ちょうど帰ろうとしていた所にくんを見つけてつい話しかけてしまったよ。」
あぁそう言えば寧々がちょっと面倒くさそうにしてたなあなんて思い出す。
「せっかくだし、一緒に帰らないかい?
君のお目当ての人もいないようだし」
『いいですよ。帰りましょうか!』
まあ彰人もいないし、1人で帰るのも寂しいし神代先輩と帰ろう。
先輩に向かって笑顔で頷く。