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真田弦一郎、異世界転移しました

第1章 プロローグ


「現状でさ……この世界に他に知ってる人とかいないの?例えばポケットに携帯が入ってて家族に連絡出来るとかさ……」
一生懸命俺に話しかける姿を見て、思わず頬が緩みそうになって咳払いをする。

「何も持っておらんな……。家に帰るという方法もあるが、俺の家が存在するかも分からん」
「だよね……。多分許斐先生は架空の駅に家がある設定にしてるだろうしなー。更に言えば、真田…くん、って中学生だから働けないし運が悪ければ補導されちゃうよね……」
「むう………困った」

「………あのさ、私この駅から徒歩10分のところで一人暮らししてるんだよね。良かったら部屋も一個余ってるし、家に来る?」



こうして夢の中の女と俺の不思議な共同生活は始まったのだ。
彼女の話によれば、こういう事象はこの世界の創作物にはよくある話らしい。
異世界転移、そう言っていた。






真田弦一郎、異世界転移しました。







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続くかも?
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