第3章 第二章
「んっ、あふっ」
吐息の中から
漏れてしまう声
耳の中にまとわりつく水音
今私この男達に喰われてる
「も、本当に無理……き、休憩させて…っ」
「はぁ?嫌ですよ」
「いいよ、休憩しよ」
この2人
天使と悪魔みたい
ぼーっとしながら考える
でもこれを口に出したら絶対休憩なんて
夢のまた夢
旧多は舌打ちすると
私から離れ風呂に足を運ぶ
ウタは私に抱き着き
優しく頭を撫でながら「可愛い」と
囁き続ける
「ん、私なんて可愛くないわよ」
「そんな事ないよって言っても
女の子って皆そうだよね」
「自分の容姿に…自分を可愛いって思えないと
他人からの可愛いってまやかしに過ぎないから」
「うーん、僕はちゃんだから
可愛いって言ってるんだしそれ以上でもそれ以下でもないよ?」
「…?、ふふ、なによそれどうゆう意味よ」
「笑った顔も可愛い、好きだよ」
そう言うとウタは私に優しくキスをし
ゆっくり押し倒す
もうやるのかと思って息を飲むと
スマホの音が鳴る
ウタのスマホだったらしい
スマホを見るとバツが悪そうな顔をしながら
「依頼が入ったから仕事行かなきゃ…」
との事だった、「また今度ね」と私の頭を撫で
ウタは風呂場に向かう
「…待って!今旧多が入って」
ガチャッとドアの開く音と共に
手遅れだった…とベッドに倒れる
【うわっ!?え、ウタさん!?】
【ごめん先に入らせて、仕事】
【え?あ、どうぞってウタさん待ってそれ使っちゃ】
凄く賑やかな声が聞こえる
面白くてくすくすと笑ってしまう
そういえば今何時だろ
スマホの画面を見ていればまだ夜中の2時だった
流石に今日はもうお開きだろうか、と考えていると
腰にタオルを巻いて
げっそりした顔で旧多が出てきた
「…服きなさいよ」
「別にまたするんで」
あ、するんだ…と頭に浮かべ
ふーんと返事を返す
「アンタってウタさんみたいな男が好きな訳?」
突然の発言に
頭に?を浮かばせる
何を言ってるんだこいつは
「てかアンタって何よ
怒ってるの?」
こいつがアンタって言う時は
大体怒ってる時が多い
全くわかりやすい男だ