第18章 絶対君主には成れずとも$ 中巻
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王宮で宇髄が嘆いてるのも露知らず、冨岡は紫煌楼の二階で目を覚ました。
何だか騒がしい。
「義勇様、あの……」
「ん、朔…?」
ガタガタっ!
下の階からけたたましい音がする。
「何だ?」
「反応はこちらの店の奥からです!」
「………っ!」
「また、アイツらか……」
紫煌楼の入口にノアズアークの一団が居た。
あの軍勢に易々と朔を渡すわけにはいかないが、騒ぎになるのも厄介だ……
「あ、菫さんと百合さんが!」
二人がノアズアークの隊員に捕まっている。
「不味いな、………とりあえず下に下りるぞ。朔」
「はい」
なるべく音を立てないように、静かに行動する冨岡と朔。
「とりあえず女どもは捕らえてそこに並べろ。核石がないか身体検査だ」