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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第2章 比翼連理




私を何度も落とし続けた宇髄さんは、
膝裏から腕を抜き、私の腰をぎゅっと抱きしめた。

「睦、俺の事、見てろ」

私の背中を、そっと上下に撫でながら囁く。
彼の肩に頬を預け、ひどい快感を堪えていた私は
ずるりとそこから顔を上げる。
言われた通り、真正面から彼の顔を見た。
熱を宿した、熱い瞳。私の大好きな。
私はつい、宇髄さんの頬に指先で触れた。

「睦…、きれいだな…」

「…え?」

何て、言ったの?
与えられる熱をやり過ごすのに夢中で、
なにを言われているのか、わからない…

「お前…ホントに、昨夜まで生娘だったのか…?」

くすりと笑う。
優しい笑顔。
…宇髄さん、笑ったの?…

私は無意識に…
彼に吸い寄せられるように口づけた。















白と、赤の、この襦袢を
だらしなく乱す目の前の女は誰だろう…。
いや、間違いなく、俺の睦だが。

普段なら、恥じてすぐに隠すだろう乳房も、
俺の眼前に平気で晒し、
大きく開いた脚の真ん中は、
俺のモノを根元まで咥え込んだまま。
俺の頬を指先でそっと撫で、色を湛えた表情のまま
口づけてくる。
頭を傾けて、上唇をそっと食み、
ねっとりと吸い上げてくる。
音を立てて離れていく睦の顔は、
例えようのないくらい妖艶で、
これがあの睦なのかと思うと俺はひどく興奮した。

俺の言った通り、目を合わせたままそらさない。
さっき流した涙が残る瞳を、
とろんと蕩けさせ、こちらを見据え
妖しい口づけを繰り返す。
我慢できなくなったのか、繋がったままの腰を
回すように圧しつけてくる。

「睦…俺を、誘ってんのか…」

唇を軽く触れ合わせて言うと、
睦は妖笑を浮かべたのだ。
…こいつ、意識飛んでんのか…っ?

そんな顔を見せられて、
我慢のきかなくなった俺は、
睦の腰を押さえ込み一気に突き上げる。

「あ″ぁっ!」

その瞬間、ぐらりと傾いた上半身。
後ろ手に畳へと両手をついて
背中を弓なりに反らす。
自然と突き出された胸は、
俺の揺さぶりに合わせてゆさゆさと揺れる。

「んあっ、ぁああっ…やっあっ…」

反った背中を抱き寄せ、
胸の突起を舌で捏ね回し、強く吸い上げてやる。

「あ″ぁあ!っあ…やぁっ、やっ!んっ、ぁ…」


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