第2章 比翼連理

丸出しになった乳房に、
宇髄さんが貪るように吸い付いていく。

「っぁん…」

右に左にと移動する宇髄さんの髪に指を差し込んで
優しく抱くと、

「お前は…っ俺の、モンだ…っ」

囁くような台詞が私の耳に届いた。

「…え…？」

どういう事？
訊こうとするのに…

「ぁあっ！」

私の秘部を大きな手で覆うように触れてくる。
割れ目に沿って指を動かされ、
愛芽をきゅっと摘まれる。

「そ、こっ…ぁっ！」

「ここ、…イイんだろ？」

指が、私の入り口を浅く擦り始める。
細かい動きなのに、強烈な刺激が私を襲う。
早く奥を突いてほしいもどかしさに涙が出てしまう。

「イ、けどっ…早、く…おくっ…奥に、ほし…いっ」

恥ずかしげもなく、
腰を揺らしてそんなおねだりをしてしまう私に

「っ…睦…おま…すっげ、やらし…」

「やぁっ、言わ、な…でっ…」

ぐぢゅぐぢゅと、蜜が溢れ出すと
宇髄さんは指ではなく、今度は自分のモノを
入り口にあてがう。
そしてさっき指でしたように、
入り口付近の浅い抽送を繰り返した。
どんどん速くなる動きに涙が止まらない。

「あっ…ゃっ…う、ずいさっ…！それっやっ！やっんっぁ…おねがっ…」

「イイん、だろうが…っ」

「いいっ…イイよぅ…っ…いじ…わ、る…っ！…もっ、そこ…っやぁ！」

私はもどかしくてたまらない。
身体が、
心が、狂っているんだ。
昨日の熱が、あっという間に蘇る。
それとも、燃え切らずに残っていたのかな。

「昨日の今日で、
そんなになっちゃうの睦？」

嬉しそうに私に顔を寄せてくる。
泣きながら喘ぎ続ける私を愛しそうに見つめ、
頭を撫でるように髪をかきあげた。
優しい口づけを何度もくれて…
私の全身が、宇髄さんに支配されていく。

徐々に深まる口づけと連動するように、
下半身も深く繋がっていく。

「ん″っ…んんっ…」

違和感はあるけれど、痛みはもう無かった。
私のナカに全てを埋め切った彼は大きく息をつき

「睦…俺だけ、見てろな…」

「…っ…はい…っ」

そんなの言われなくたって、

「私は…宇髄さん…だけっ…」

「あぁ…睦…好き、だ…」

何て、淋しそうな顔…
そのまま動こうとする宇髄さんを制した。

「…。睦？」