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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第2章 比翼連理




「ダメじゃないですよ。どんな宇髄さんでも宇髄さんですから」

何の気なしに言った私の本音。
それは、彼に火をつけたようで。

私はいきなり抱き竦められる。

「宇髄、さんっ!ちょっ、と、力強すぎです…っ」

腕を回された私の肩と腰は、
みしみしと骨が軋むようにしなる。
加えて息が、

「…くるしぃ…っ」

そう言った瞬間、いきなり唇を重ねられる。
性急に忍び込んでくる舌に翻弄されていく。

「…ん…っ」

激しい口づけは、昨夜のそれを思い出させて、
私の奥がじんと疼く。
ひどく、戸惑った。
私の意思とは関係なく、
身体が、勝手に期待している。
一度知ってしまったら、後戻り出来ない…
そう、言われているようで…

宇髄さんは、干したばかりの布団に私を押し倒す。
たたむと熱が籠るからと、
放熱のためにそうしてあったのに、
はからずも、使用する事になってしまった…のか?

角度を変え、
甘えるような口づけを繰り返す宇髄さんに
少し違和感を覚える。
彼の頬を包み、口づけを止めさせた。
宇髄さんはふと動きを止め、私を見つめていた。

「宇髄さん…どうした、の?」

息も絶え絶えに、私は訊いてみる。

「離せ睦。どうもしねぇ…っ」

無理矢理私の手を払うと、また口づけをし始める。
深く重ねながら、胸元を押し開き、
襟元の合わせから手を差し込んで胸を触ってくる。

「んんっ…ん」

私は両手で彼の肩を押しやって、
身体を上へとずらし逃げる。
だって、絶対に様子がおかしい。
でも、そんな私の抵抗をものともせずに
首筋に顔をうずめ、音を立てて吸い付く。

「痛っ…噛んじゃ、やっ…」

胸を緩急をつけて揉みしだかれる。

「ぁぁ…っん…っひぁぁん!」

頂きを摘まれ、ぎゅっと潰されると
大きく声を上げてしまう。
着物の裾を払われて、露わになった私の足に
宇髄さんのそれが絡まってくる。
妖しく腰を圧しつけられ、
昨夜私を貫いたモノがそり立っているのがわかる。

「い…や…ぁっ…ぁん…」

もう、身体に力が入らない…
帯を解かれ、着物を剥ぎ取られた私は、
襦袢姿で四肢を開かれる。
吐息と甘い喘ぎを洩らすだけで、
宇髄さんにされるがままだ。

「乱れた睦、唆る…」

力任せに大きく広げられた襦袢の合わせ。
肩も露出され、肘に引っかかっている程度だ。




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