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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第52章 スルタンコラボ更に追加 〜睡蓮の願い〜






「やだわぁ、初々しいわね。
見てるこっちがやきもきするわ」

頬に手を当て
蕩けるような笑みを湛え……


アーディルさんは、
結構見た目がいい。

スラリとした長身で
執事服も美しく着こなし
スマートな所作はもちろんのこと、
スッキリとした面長な輪郭を強調するように
長めの髪を理髪剤でバックに送っていて…
しかも顔立ちだって
一重瞼に切れ長の綺麗なアイスブルーの瞳。
ちょっと意地悪そうな口元と
スッと通った鼻筋と…

パッと見すごくクールでカッコいい!のに…
話すとすごくお茶目で可愛くて…

絶対にこのギャップにやられる女性は多いのに
……あれ?
アーディルさんは、
もしかしたら女性より男性に好かれた方が
好ましいのかな?
でももしお相手が男性だったら、
絶対に可愛がっちゃう方だよね…?

あれ、そんな所も見てみたいかも…!

なぁんて
ばかな事を考えていると

「睦様睦様っ
可愛いわねぇあの2人…!
手でも繋がないかしら」

アーディルさんの可愛さ満点の台詞が
耳の奥にねじ込まれた。

かっこよくて可愛いなんて
ちょっとズルいな…

「今日はアシルが、
気持ちを伝えるかもしれないんです」

「え?そうなんですか?」

手を頬から外し
アーディルさんはこちらを向いて目を見張った。

「はい。大事な話があるって
ジャナは言われていたそうなんです。
だから、そうなんじゃないかなぁって…
私の勝手な想像なんですけど」

「だからジャナはあんなに
可愛らしく着飾ってるのね」

感慨深げに目を細めるが…、

「…いえ、ジャナは
アシルに会いに行く時いつもあんな感じです」

「えぇ⁉︎マジじゃん!」

「!」

あまりにも砕けた話し方に驚いた。
天元と、そんなふうに話しているのを
何度か耳にしたことがあったけれど
私相手にはいつも畏っていたのに。

「はッ…大変失礼致しました」


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