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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第4章 鍛錬と最終選別


更紗からしても、力技で限界を知りたいとは思っていないようで頷いている。
杏寿郎が以前に更紗に説明し、本人も怪我以外の体内の損傷は自動的に修復されると理解はしている。

更紗が理解していると言うのは、筋肉痛がないとか凝りを感じないとかそういった事から、軽いものを修復しているのだろうと理解しているだけなのだ。

これが筋肉が切れるとか靭帯が伸びるとか、そうした大きな傷みに関しては未知数である。
鍛錬の時は杏寿郎も天元も大きな怪我をしないように配慮していたので、更紗自身全く分からない。

「今日、明日と今のところ俺は任務が入ってない!明日に関しては胡蝶も任務がないとの返事があったから、一緒に蝶屋敷へ行って胡蝶の検査を受け、意見を聞こうと思う!」

更紗も思い出したと言うようにポンと手を叩く。

「胡蝶様は薬学に覚えがあって、剣士の方の治療などもしていますもんね!私の力についても何か有益な事をご存知かもしれません!」

パッと表情を明るくした更紗につられ、杏寿郎も穏やかな笑顔になって更紗の頭を撫でる。

「小さな事であっても何かしらは解明できるはずだ!期待しておこう!後、元々は俺が更紗を抱えて移動する予定だったが、訓練も兼ねて更紗は呼吸を駆使して、限界が来るまで自力で移動してもらう予定だ!覚悟しておくようにな!」
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