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2人の監督生

第2章 BL疑惑


「まぁ嫌いじゃないっスけど、特別好きじゃないっス。なんスかコレ。」

「フロイド先輩が、今これが恋かどうかを確かめてます。」

「んーーー、コバンザメちゃんとはヤりたくねぇかな。」

「……しかもまた極端っスね。」

「なんかフロイド先輩の基準だとこうみたいです。」

基準がそれっていうのもどうかと私は思うが。というか、私まだ聞いてないけどリドルとはその条件に当てはまるのだろうか。当てはまるのであれば、もうそれでいいのではないか。

「へーー…かなちゃんも大変っスね。まぁ見つけるのはいいっスけど、あんまうるさくしないようにしてくださいっスね。」

「は~い、ありがとうございました!レオナ先輩とお幸せに!!」

「は?」

「んじゃ次はあっちね。」

ラギーはレオナとできてるかもって前なつきが言っていた。そういってラギーに背を向けフロイドを追う。その先にいたのは…

「ん?あれあれ、久しぶりじゃん!!」

「あ、ケイト先輩だ!!わ~、お久しぶりです!!」

「超~久しぶり!!再開の印に、イェーイ!!」

「いぇ~い!!」

久しぶりだというのにこういうところは変わらない。ケイトと一緒に片手で簡単にハートを作って写真に映る。きっとこの後、この写真はマジカメに上げられるんだろう。

「えー、ちょっとちょっとフロイド君!ノリ悪いなぁ、もう少し笑ってよ。」

「……えー、ハナダイ君はない。」

「え?ないって、何が?」

「えっとですね、今フロイド先輩がこれが恋なのかどうかを判断中です。」

「うん……?てことは、オレは対象外だったってこと?」

「そういうことです!!」

まぁフロイドの基準がだいぶ極端ではあるんだけど、それは言わなくていいか。あまりケイトとは関りがないから恋は発展しないだろうと思ってたし。

「フロイド先輩、違い分かりましたか?」

「ん~、わかんねぇ。」

「まだか…すみません、ケイト先輩はまったく悪くないので気にしないでくださいね!!」

「んーん、大丈夫!じゃあオレは行くね~」

「はい!ありがとうございました~!あ、明日のお茶会行くので、その時にまたお話ししましょうね~」

「おけおけ、楽しみにしてる!」
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