第10章 ポッキーゲーム/桂(後ろ.ポッキーゲーム.激裏)
桂「そうか、じゃあ早速。」
その言葉が私から出るのが当たり前というように桂さんは器用にポッキーを食べ始めた。
それに負けじと私も反対側から食べ始める。
ポキ....ポキ.......ポキ....
急に静まり返った部屋で聞こえるのはこだまするようなポッキーを食べたときの音..
その音が桂さんと私が近づくたびに大きくなっていてまるで私の胸の高鳴りをそのまま表しているよう
一方の桂さんは全然余裕なようで目も開いたまま葵を見つめている。
貴「っ!.......//」
人前でこういう大胆なことに慣れてない私は気が気でなかった。
攘夷「これって、俺達は退散したほうがいいんじゃないか?(小声)」
攘夷「だよな....桂さんの邪魔をしないように...なぁ?(小声)」
そうやって場の空気を読んだ攘夷達は葵に気づかれないように退散していった...
一方の完全に二人だけムードな二人は...
貴「んっ.....ふぅ....ぁ....///」
なんと、キスに突入していた。