第12章 紅薔薇と色男/高杉(激裏/言葉責め/恥辱)戦国様リク
...今の状況がどうなってるって?
貴「ちょ....抱かないんじゃなかったの?」
高杉「抱かないとは...言ってないが?」
....いや、そりゃ言ってないけどさ。
貴「言ってなくても態度で抱かないって言ってたでしょ」
高杉「言ってないんだから抱かないとは限らないだろ」
......この男、どこまで減らず口を。
途中から欲情したのかどうか知らないけど因みに私は今、押し倒されている。
起き上がろうとしてもその上に覆い被さられていわゆる正常位だ。
なんでコイツ、さっきと丸で正反対なことしてるんだ....?
何かしらの判断があってのことだろうとは思うが行動の翻し方がなにか怪しい。
葵は怪しまずにはいられなかった。
貴「え..というか今から抱くの?」
高杉「何か問題あるか」
貴「当たり前よ!!主導権は私、その理由でここに客を通してるんだけど。」
コイツ、何か勘違いしてないですか。
ここの遊女と遊ぶには一つだけ条件がある。
それは遊女側に主導権を渡すこと。
だから出ていけと言われたら男性側が出ていくことになっていく。
それは最初に男性に伝えられているハズなんだけど、
貴「まさか、聞いてないの?」
高杉「いや聞いてたけど」
......は?なんなのコイツ。
抱きに来たのかと思えば拒んで、追っ払おうと思えば組敷いて、主導権は私のハズなのに自分でにぎるみたいな行動をして。この男何考えてるか訳がわからない、さっさとヤって出ていかないかな。
じゃないとそろそろ色んな意味で限界なんですけど...!
貴「あのさいい加減に」
高杉「いい加減にしてください身勝手です。」
貴「.......!」
高杉「そう言いたかったんだろ?」
貴「......は、アンタ何言って」
高杉「この男何考えてるか訳がわからない、さっさとヤって出ていかないかな。」
貴「!!」
高杉「図星だろ?」
私が絶句しているにも関わらず、目の前で微笑む男はとても妖艶だった。