第12章 紅薔薇と色男/高杉(激裏/言葉責め/恥辱)戦国様リク

貴「っ！......」

やっと？やっとなの？やっと仰せなの！！？



私は途端に嬉しくなった。こういう時って人間は単純だと思う。


貴「何ですか？やっと寝るの？ねぇどうな」
高杉「違う」


.....が、違ったらしい。



貴「.....じゃ、なんなんですか。」

高杉「.....が、.....ばか。」


貴「え？馬鹿？私これでも一応普通の頭は持ってるんですけど」


高杉「....それこそお前は馬鹿だ。それが客に対する言葉か。」





貴「.........え？何ですって？」

....この男、私に意見したわ。



私に意見するなんて、この男がどんだけ金持ちか知らないけど私がオーナーにやだって言えば貴方店から追い出されるのよ知ってるの？



私の中には散々自分の我儘で好きなように過ごした挙げ句、抱きもせず私に意見するコイツに怒りを覚えた。



貴「あーもう、止めよ止め。オーナーにいってアンタを追い出してやるわ」

すっかり気を悪くした葵は立ち上がり、部屋を出ようとしていた。
もう嫌だ、こんな奴の相手をするなんて限界。





高杉「......俺がそう簡単に逃がすタチだと思うか」

貴「は！？アンタ何いって........、きゃっ！？」



...ﾄﾞｻｯ


高杉とかいう奴が私に何か声をかけたがそんなことはどうでもいい。


コイツ、どういうつもりだ、