第12章 紅薔薇と色男/高杉(激裏/言葉責め/恥辱)戦国様リク
高杉「......」
貴「.......」
あれから状況は変わらず10分が経過した。
高杉は窓の方を向いて煙管を噛んでいた。
貴「.......っ!」
私は居るということを忘れてるんじゃないかこの野郎。
私をそっちのけとはいいご身分じゃないの。
私は脳内で彼に罵声を浴びせていた。
ムカつく、ムカつく、ムカつく。
どうしようもない怒りが込み上げてきて、そして情けなくなる。
私ってそんなに魅力がない?
そんなに男として抱きたくないの?
私の身体、そんなにそそられない?
今までにこんな待遇を受けなかったからどうしていいかわからず、しまいには自虐的になってしまった。
高杉「......オイ」
そこでようやく高杉から声がかかってきた。