第1章 アダムとイブ
ーガチャ
しばらくして、イブが起きてきた。
「……っ…。あ、あなた達は…だれ?」
「起きたか。
俺達は無神。ある目的でお前を連れてきた。」
ルキ兄が苗字を言った瞬間、イブは私を見た。
「アリスちゃん…!」
「……どうも。」
「アリスのことは知っているな。
俺はルキ。コイツらは右からコウ、アズサ、ユーマだ。」
ルキ兄が簡単に説明すると、イブは口を開く。
「目的ってなんですか…。
あなた達も…ヴァンパイア、ですよね。……逆巻の皆と変わらない。」
「あんな連中と一緒にされては不愉快だ。」
ルキ兄はそう言ってイブを睨む。
ビクッと震えるイブ。