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傷を持った少女
第1章 アダムとイブ
屋上に行くと、イブは空を見上げた。
「夜空って綺麗だよね。」
そう呟きながら。
「……そう?」
私は…夜も昼も大嫌いだ。
1番好きなのは…夕方。
夕陽が綺麗に窓に映るから、それが好き。
夜空にうっとりしているイブを見て、私はユーマ兄に合図した。
「っ…!?だ、だれ!?」
急に現れたユーマ兄に驚くイブ。
「一緒に来てもらうぜ。」
ユーマ兄は急所に拳を軽く入れてイブを気絶させる。
「行きましょ。」
私達の作戦は成功し、イブを無神家へ連れていった。
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