第1章 アダムとイブ
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「で、ここが図書室!」
私は、イブに学校案内をしてもらっている。
図書室か…。
ここなら…静かに過ごせるよね。
「ありがとう。ねぇ、屋上行かない?」
一通り案内されて、私は作戦に移った。
朝に…学校へ向かう途中でルキ兄に言われた作戦。
放課後に屋上へ連れていき、そこでユーマ兄が出ていき、気絶させて連れていくこと。
教室だと逆巻がいる可能性があったし、廊下や校庭だと人目につきやすい。
だから、放課後の屋上が適任だった。
「うん、もちろんいいよ!
今日天気良いしね♪」
イブはノリノリで屋上へ案内してくれた。
……ふっ。
意外と…単純なのね。