• テキストサイズ

傷を持った少女

第4章 新しい感情



そう思いながら、1番奥の椅子に座って、昨日とは別の本を読んでいると…


「……いたか。」

逆巻スバルがやってきた。

……本当にまた来たんだ。



「えぇ。」

「……隣、いいか?」

へ?隣?


「……静かにしてくれるなら、いいけど。」

私がそう返すと、少し表情を柔らかくして私の隣の椅子に座る逆巻スバル。


……へぇ。純血のヴァンパイアでも、そんな表情するんだ。

そう思ったけど、特に気にせず私は本を読み続けた。


逆巻スバルはそんな私を何故かジッと見ていた。

/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp