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傷を持った少女
第2章 逆巻の末っ子
ユーマ兄達はどう思っているのか、分からない…。
けど、向こうもあまり踏み込んでこないから、なんとなく…察してくれてるのかなって思ってる。
まぁあとは本人達もあまり踏み込まれたくないからだと思うけど。
「アリス?」
「……え?」
そんなことを考えていると、ユーマ兄に声をかけられて、ハッとした。
「どうした?」
「……ううん、なんでもないよ。」
「……そうか。」
その後は特に何も喋らず、私達は車へ向かった。
車の中には既にイブとルキ兄が居た。
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