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傷を持った少女
第2章 逆巻の末っ子
「……ふーん。
つーか、お前…小森ユイ知らね?クラス、同じだろ。」
……聞いてくるか。
知ってます。なんて言えないし。
「……さぁ。今日クラス行ってないし。」
「……そうか。」
それだけ聞いてきた逆巻スバルは私に近付いてくる。
「……何。」
「いや…お前なら騒ぎそうにねぇから…まぁいいかと思ってよ。
寝るから起こすんじゃねぇぞ。」
……つまり、ここにいるってこと?
まぁいいや…。
静かならなんでもいいし。
私は、スルーして本を読み続けた。
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