第1章 アダムとイブ
 ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄
次の日、夕陽が窓を照らして…私は起き上がる。
ほんとに…綺麗だ。
オレンジ色で…私を照らしてくれるこの光は…私にとっては、もう癒し。
リビングへ行くと、イブも含めて全員居た。
「おはよ、アリス!」
「…おはよう。」
「おはよ…。」
「お、おはよう…アリスちゃん。」
イブもぎこちなく挨拶してくれる。
「あー!ユーマくん、それ!おれのエビフライ!!」
「うるせぇ!オマエは食い過ぎだ!」
「はぁ。食事中に騒ぐな。」
「ま、まぁ…まだあるから。」
「クス…。」
騒がしい中、私だけ静かに食事をする。
この感覚も…まだ全然慣れない。