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【鬼滅の刃】 彷徨う水面

第16章 読めない心




「す、すみません…。冨岡さんは私の恩人ですし、何かお役に立ちたいと思って…。でも、ご迷惑をかけてしまいましたね。出過ぎたことをしました。申し訳ありません…。」


美雲は冨岡の言葉に肩を落とす。謝罪するとともに頭を下げる。


「…迷惑ではない。俺と白石は対等だ。だから必要以上に気を使うなということだ。


…食事、頂く。」


「…はい!すぐ温めますね!」


美雲は嬉しさを隠しきれない笑みを浮かべ、足取り軽く炊事場へ向かった。
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