第7章 見えない影で……
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Aという者が、とある人に〝お願い〟をしていた。
とある人は快く受け入れた。
暗い暗い森の中で、ひとつの光だけが揺らいでいた。
妖艶に光る金色の眩い光______
キラキラと光ったり、ゆらゆら揺れている。
A「お願いします…どうかあいつの…!」
Aは必死だった。
とある人はその〝お願い〟の内容を聞いて、妖艶な微笑みをした。
???『わかりました。ただし、このことは内密に。』
そうして…彼らの契約は完了した。
Aが去った後、その森は暗い暗い光に飲まれていた。
???「愚かな奴らだな…」
???「あいつらは…命の尊さを学ぶこともないだろう」
月の光が彼を照らした。
その瞳は____
深い深い森の暗闇を照らしているかのような緑だった。
彼のピアスが月の光に照らされて光った。
???『さて、そろそろ帰って準備をしよう。』
〝俺〟は寮に帰るために森を出た。
自分のために作られた寮____ヴィルヘルム寮へ。
(姉さん、俺頑張るから)