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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第2章 赤いカレ





先日、あたしを引き取ってくれたのは雪さん(20代中間辺りらしい)

話されたことは全然見に覚えがないが、身体中にある傷跡がその証拠だろう


あ、でも苗字は変わらない
あたしがそう頼んだからだ
雪さんは少し悲しそうな顔していたが、代わりにお母さんと呼んだら喜んでくれた


さてと、ここまでがこの間、私にあった謎の現象だ
前世…の記憶はあるんだが、ていうか、ここにあたしの戸籍があったのがびっくりだ




「名前ちゃん、さっきお客様が来てね?
紹介したいんだけど…今大丈夫かしら? 」


『あ、どうぞ』


「きっと仲良くなれると思うわ
同い年なんだけど、男の子でね」


『…男の子ですか』


「あ、でもすごく礼儀正しいのよ?」


『いえ、別にそこは気にしてないのですが…』



7歳の男の子って何か…乱暴ではないんだけど自由気ままって言うのかな、自己中心的?そんなイメージがなぜかある




「多分小学校も同じところ通うと思うから、色々教えてもらうといいわ」


『はい』



自分より10歳近く年下に小学校のこと教えてもらってもなぁ…と思いながら軽く身だしなみを整える

この出会いで、あたしがどの世界に来たのかわかったのだ










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