第5章 リベンジ! *
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「ん…」
目が覚めると隣に上半身裸のままの兵長が枕に肘を付き頬杖を付いてこちらを見ていた。
「起きたか。」
「…へいちょ…」
「ああ。体は大丈夫か?」
そう言って背中を撫でる優しい手に、どんどん意識がはっきりして…あれから兵長に激しく愛され意識を飛ばしたと分かると顔が熱くなってくる。
最悪だ…こんな筈じゃなかったのに…
「…腰が…痛いですし……体が気怠いです…」
「…だろうな。動けねぇだろうと思って明日は休みを取ってある。気にせずゆっくり休め。」
ポンポンと頭を撫でられ、兵長の気遣いに嬉しくて胸が高鳴る。
嬉しい…うん、有難いし…でもそうじゃなくてっっ…!!
「っ…!兵長っ…!もう一度リベンジさせてくださいっ!」
「…あ?」
私の言葉に思いっきり不信そうな顔をする兵長。
だってこれじゃ…いつもと同じで…今日こそは兵長を気持ちよくさせたかった。なのに…っ…!
「絶対っっ…兵長のこと気持ちよくさせて意識飛ばさせますっ!!」
「オイオイオイ…何言ってやがる。」
「だからっ…!覚悟しててくださいっ!!」
ビシッと人差し指を兵長に向けて宣言すると、目をぱちくりさせすぐに呆れたような表情を浮かべ言う。
「…どうだがな。最後まで攻められるか見物だがそんなに攻めてぇのか?」