第5章 リベンジ! *
兵長からの問いかけに私は視線を逸らしながら言う。
「…私ばかり気持ち良くなってるから兵長にも私で…気持ち良くなって欲しくて…」
最後の方は恥ずかしくて顔を一気に赤く染め上げながら小さく言うと、兵長はそれを聞き取りクスリと小さく笑った。
「そんな事を心配していたのか。」
「っ…!そんな事ってっ…」
「、俺は今までお前とヤッてて気持ち良くねぇだなんて思ったことねぇし寧ろ良過ぎて困るくらいだ。」
優しい目に声に言葉にドキッとして心臓が慌ただしく鳴り出し始める。
「っ…本当…ですか…?」
「嘘ついてどうする。不満なんて無ぇから心配するな。」
兵長はそっと私の頭を撫でながら言う。
不満が無いと聞いて胸のつっかえが取れてちゃんと兵長も気持ちいいんだと知れてホッと胸を撫で下ろす。
「…良かったです…」
「…まあ、今日の積極的なお前がまた見れるのかと思うと悪くねぇ。」
「…へ!?」
「普段されるがままのお前も充分可愛いが一生懸命に俺を攻めてる姿はくるものがあった。」
そう言って兵長は起き上がり私の腕を掴んできて引き寄せられる。
驚く暇も無いまま兵長の腕の中へ包み込まれ、顔をあげれば満足そうななんとも言えない愛しさを含んだ表情に目を奪われる。
「っ…へいちょ…」
「だからまたシテくれるか?」
横髪を指先で撫で上げながら私の目を見つめてお願いしてくる兵長に私は顔が熱くて口をパクパクするしかなく…
「ぇ…え!?」
「…何だ、シテくれねぇのか?さっきの宣戦布告はどこいったんだ?よ。」