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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第3章 ヒミツの時間 *【現パロ・兄妹】



お兄ちゃんの事は前々からカッコイイなって思っていた。

私より頭良くて言葉は乱暴だけど優しくて…でも時に叱ってもくれたりして私にとって自慢のお兄ちゃんだ。

そんなお兄ちゃんがまさか…

でも不思議と嫌とは思わなくて____ 。


頬に置かれているお兄ちゃんの手に自身の手を重ねるとピクっと小さく反応を示す。


「…お兄ちゃん…私…嫌じゃ…ないよ?」


目を合わせながらそう口にするとお兄ちゃんは目を少しだけ見開いて驚きを隠せずにいた。


それでも私は関係なく言葉を続ける。


「だから…触って…?」


こんなの本当は間違っていて…止めなきゃいけないのに…

それが出来なくて寧ろ…何故か触って欲しいって思ってしまった私もお兄ちゃんと同じでおかしいのかもしれない。


蝉の鳴き声が静寂の部屋の中に響き渡るが全く耳に入らない。

まるで二人の間だけ時間が止まったかのように…。


「っ…本気で言ってるのか…?」

「…嘘でこんな事…言わないよ…」

「…後悔しねぇか?」


頬を親指で撫でられ私はお兄ちゃんの手の平にすりっと頬を寄せる。


「…しない…」


そう告げた途端、お兄ちゃんは唇を重ねてきた。


最初は軽いキス…でも段々深くなっていき…


私の唇をお兄ちゃんの舌先が突っついてきておずおずと口を開ければ舌が入ってきて絡められる。


そうこうしてるうちに…お兄ちゃんの手が体に触れてきて…
ここから私達は触れ合うようになった。

でも一つだけしないのは…お兄ちゃんは絶対入れたりはしない。



この時から変わらない…お兄ちゃん…私はもうお兄ちゃんしか見ていないよ…
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