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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第3章 ヒミツの時間 *【現パロ・兄妹】





__________________。。。




きっかけは確か…そう。。。

あの日…私がまだ中三の夏 ____ 。



蝉が鳴いていて暑さで勉強が中々進まなくて…。
駄々をこねていた私にお兄ちゃんは呆れながらも勉強を教えてくれていた。

そんな時 _____ 。


飲み物を運ぼうとしたら足元がふらつきそのままお兄ちゃんの体にダイブする感じに倒れてしまって…


「いてて…あ、ごめん!!お兄ちゃん怪我な…」

「……」


名前を呼ばれてぎゅっと抱きしめられた。


いきなりの事で頭が真っ白で固まっている私にお兄ちゃんは耳元で言う。


「…好きだ…」


熱くいつもと違う声色にドキドキしてお兄ちゃんの言葉に目を見開く。


好き…って…え?…聞き間違え…?


ううん、今耳元ではっきりと…好きって言った…。


「お…お兄ちゃん…?」

「…こんなのおかしいと思うかもしれねぇがずっとお前のこと女として見ていた。」

「っ…!?」

「たがらって俺達は血の繋がった兄妹だ。手を出すことも触れることさえ許されねぇ。こんな想いも持っちゃいけねぇんだが…だとしても俺はお前が好きだ。こうしたいと…ずっと思っていた。」


そう言ってお互いの体を離すと頬に手が置かれ熱の篭った視線が向けられる。


私はその視線から外せられなくて瞳を白黒させているとふっと切なそうに口元を緩めるお兄ちゃんに胸の奥が締め付けられる。


「…困惑させちまってすまねぇ。嫌なら突き飛ばしてくれ。」
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