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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第10章 愛とこの熱さと温もりの意味【後編△】



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「ん…」


ゆっくりと意識が浮上してきて瞼を開ければ、目の前には白いシーツと隣で眠る兵長の姿。

辺りは月明かりで明るく、まだ夜中なんだと知る。

あれから私…熟睡しちゃってたんだ…、

ボーッとしながら眠っている兵長の寝顔を見つめる。

この前も一緒にこうして寝てくれてたっけ…。

トクン、トクンと静かに心臓が早鐘を打ち始める。

綺麗な顔…。カッコイイ…だなんて今まで男の人に対して思うこと一切無かったのに…。

兵長に関しては不思議とそう思ってしまって…
あまり間近で見つめることが出来ない。

寝てる兵長なら目が合うことないから安心して見ていられるけど…。

やっぱり私はこの人から与えられるものは安心して受け入れられるし委ねる事が出来る。

じゃなかったら…兵長の元へなんて行かないし…。

何故かは分からないけど今日のことでハッキリわかった。

だからなのかな…、ここから離れ難いって思ってしまうのは…。

自室へ帰らなきゃいけないのに…まだここに居たい。


ギュッとシーツを握り締めながら眠っている兵長を見つめる。

でも…帰らなきゃ、いけないよね。


いつまでも居られないし…。

渋々体を起こして兵長を起こさないようにベッドから降りようとした時____ 。


背後からパシッと腕を掴まれた。
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