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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第8章 愛とこの熱さと温もりの意味【前編△】


私の言葉にリヴァイ兵長、ハンジさんが目を丸くして見つめてくる。


「…居ないってことは彼氏じゃない人にされてるってことかな?」

「…はい。」

「は…好きでもない人に傷を付けられたりとかは嫌じゃないかい?」


嫌…?

どういう意味なんだろう…?


「いえ。嫌とかないです。」


だって…寧ろ _____


「落ち着くんです。」


そう口にするとハンジさんは固まってしまい、リヴァイ兵長も難しい表情を浮かべ唇を結ぶ。

何か変なこと言ったのだろうか…?

分からなくてハンジさんを見つめていると、ふと表情を緩めて口を開く。


「…そうなんだね。話してくれてありがとう。ただ、あまり体に傷を付けるのはいい事じゃない。君の大事な体だ。だからなるべく傷はつけて欲しくないかな。」

「…はぁ。」

「とにかく今治りがけだからそういう行為は暫く控えてくれたら有難い。出来そうかい?」


真剣に私の目を見つめながら言うハンジさんに私は渋々コクリと頷いた。
すると真剣な表情からホッとした表情になり、頭をポンポンと撫でてくれた。


手の平から伝わる温かさ。
やっぱり擽ったい。


「んじゃリヴァイ、私はそろそろ戻るよ。実験の続きしないとね。」
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