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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第8章 愛とこの熱さと温もりの意味【前編△】


そう言って私を抱えたまま宣言通りベッドへと座らせてくれた。


「…あ…ありがとうございます。」

「いや、構わねぇが俺はハンジを呼んでくる。それまでに着替えておけ。」

「…分かりました。」


返事を返せば兵長は寝室を後にした。

居なくなった部屋の中で私は深く息を吐いた。

まさか…腰が抜けるだなんて…。
まあその前も相手にしているのだからそうなっても仕方ないか、、

それより…早く着替えないとハンジさんが来てしまう。

ゆっくりベッドから立ち上がりフラフラになりながらもクローゼットから服を取り出し腕に袖を通す。

それにしても…あの兵長があんな優しいとこがあるだなんて…

今まで見た事が無い表情と声色に少しびっくりしたのと…
なんか擽ったかった。

こんな温かな感情…知らない。











┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈…



着替え終わった後、私はベッドに座り直し暫く待っているとガチャっと寝室の扉が開いた。

振り返るとハンジさんとリヴァイ兵長が立っていてお辞儀をすればハンジさんはニコリと笑って側に来た。


「やあ。来なかったから心配したよ〜!体調は大丈夫かい?」

「すみません…体調は大丈夫です。」

「謝らなくていいよ。体調が良好なら何よりだ。さぁ、ガーゼ取り替えようか。」
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