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ー 甘美な甘さと熱の疼き ー 《リヴァイ》

第8章 愛とこの熱さと温もりの意味【前編△】


そんな私の態度に気にも止めず…


「そうか。」


っと一言だけ返事を返して頬から離れた手を引っ込めベッドから立ち上がる。


「ならさっさと準備しろ。俺は部屋の外で待ってる。」


それだけ言って寝室を後にした兵長に私は呆然と見つめながら着替えないとっと思ってベッドから降りようとした時 ____


「…ぅえ!?」


上手く足腰に力が入らず、転ぶように派手な音を立てて座り込んでしまった。

え…嘘…。

こんなことあまり無かったのに、、、

どうやら昨夜の情事が思いの外かなり体に応えたらしい…。

そして、派手な音を立ててしまったせいで再び部屋の扉が開き兵長が座り込んでいる私を見て軽く息を吐いた。


「…立てないのか。」

「…どうやら…そうみたいです。」

「…分かった。ハンジにはこっちに来てもらうように言ってくる。」

「え…でも…」


それは流石にハンジさんも大変なんじゃ…。
反論しようとした時、兵長はシーツを手にして私の前に来ると体に掛けて両肩と両膝裏に腕が回され軽々と横抱きにされた。

所謂お姫様抱っこだ。


「!…ちょっ…兵長…」

「大人しくしてろ。ベッドに座らせるだけだ。」


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