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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第76章 違えし縁


炭治郎と伊黒の攻撃の隙間に、長い曲刀が現れる。

甘露寺が、滑り込んできたのだ。




そのまま珠世の手を取り、引き寄せる。

甘露寺が珠世を連れて、床を蹴るのと同時に、今度は煉獄が前に出た。

構えを見て、炭治郎と伊黒は瞬時にその場から左右に別れて飛び退る。


「炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄!!」


無惨の全身を煉獄の放った炎が覆う。


「ぐぁあぁぁ!!」


この炎自体に効果はない。

だが、先程竈門炭治郎が放った日の呼吸の傷口がこの炎に焼かれて、内側を焼かれるような痛みを伴っている。


有り得ない。


日の呼吸の剣士は死んだはずだ。


忌々しい。

日の呼吸……

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