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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第76章 違えし縁


炭治郎目掛けて再び、腕を振り上げる無惨に気付き、煉獄が矢面に立ちはだかる。


「炎の呼吸 伍ノ型 炎虎!!」


ただ、煉獄の使う炎の呼吸は攻めに特化した型が多い。

防御に回るとすれば、あともう1人は防波堤が欲しいところである。



近くに誰か……



「義勇さん!!鬼舞辻です!!」

「それ以上前に出るな。白藤!!」

「斬込みは任せろォ!!風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ!!」

不死川の繰り出す突風が無惨の腕を引き千切り、吹き飛ばす。

まるで鎌鼬のような鋭さだ。



冨岡、不死川が現れたのは煉獄と炭治郎とは対角の方向。

その後方から上弦の壱と戦っていた、時透、悲鳴嶼がこちらへ向かって来ている。

柱が増えれば、戦い方も変わる。

鬼殺隊としては有利に動ける様になる筈だ。

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