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【鬼滅の刃】まぐわい

第6章 義勇×しのぶ ②


3

煉獄「胡蝶、このままでは口付けてしまうぞ」

しのぶ「何を言ってるんですか煉獄さん…!」

煉獄「君は実のところ、誰が相手でもこういうことが
できてしまうのではないか?
今も、冨岡の時だってそうだ。
君ほど強い女性なら、本気で嫌なら拒めたはずだろう」

そう言うと、煉獄はしのぶの頭に手を添え、
自分の方にさらに引き寄せると、しのぶの小さな唇を塞いだ
ちゅっ…ちゅっ…と啄むような口づけを何度か繰り返した後、
煉獄はしのぶの口内に自分の舌を侵入させ
しのぶの舌にゆっくりと絡ませる

しのぶ「ん……ぅんっ…は……」

しのぶの口から声が漏れる
しばらくしのぶの口内を味わった後、
煉獄が口を離すと、しのぶは煉獄を見つめていた
その瞳は迷いと困惑で揺れているようだったが
次第に力強くなっていき

しのぶ「離してください、煉獄さん
私煉獄さんとは…できません」

煉獄はふっと笑った

煉獄「人には相性があるからな!」

と言うと、しのぶから離れた

煉獄「治療助かったぞ、胡蝶!礼を言う!」

そう言って帰って行った

しのぶは、妙な感覚に陥っていた
煉獄と口付けをした時、
煉獄のことは嫌いではないのだが、本能が「違う」と叫んだ
煉獄もまた、同じ感覚だった
これまでもこういった感覚は経験があり、
女性が乗り気ならばそのまま続行するのだが
しのぶが拒否したので、あっさりと帰ったのだった

しのぶは男女の「相性」というものを実感し
義勇のことがますます気になるようになった

義勇とは柱合会議の際に何度か話したが、
煉獄家で起きたことについてはお互い触れないままだった
『冨岡さんは何を考えているんだろう…』
と思っていたが、日が経つにつれ
しのぶはますますその話題を持ち出しにくくなっていた

そんな中で伊之助とのことがあり
義勇の他にも合う男がいることはわかったものの
しのぶは「したい」気分になることがあると
義勇のことを考えていた

『どうしよう…冨岡さんと、またしてみたいな…』

でもまだ義勇のことを好きなのかどうかは定まっていなかった。
煉獄家での一件から、すでに半年以上は経とうとしていた
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