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【鬼滅の刃】まぐわい

第3章 天元×壱岐(創作キャラ)


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宇髄「お前いくつになった?」
壱岐「18です」
宇髄「そうか…お前を拾ったのが13の時だから
もう5年になるか」
壱岐「そうですね」

そんな話をしながら、互いのお猪口に酒を注ぐ

宇髄「酒は飲めるのか?」
壱岐「そんなには…毒味程度です」
宇髄「そうか。 派手な見た目とは裏腹だな笑」

鬼殺隊に入隊してからは、師弟で話す機会も少なく
このようにゆっくりと話すのは久しぶりだった

宇髄「隊で頑張ってるみたいだな」
壱岐「早く柱になれるよう、力をつけたいので」
宇髄「結構なことだが、お前の年頃じゃ好いている男の
1人や2人いるんじゃ無いのか?
言い寄られることも多いだろう」
壱岐「いえそんなことは…」
宇髄「男には興味ないのか?」

壱岐は言葉に悩んだ
何せ壱岐の慕う男とは宇髄であるからだ
しかし既に3人も嫁がいる上
これまで一度も宇髄から女性として見られたことのない壱岐は
宇髄への気持ちは胸にしまい
剣士として憎き鬼を滅殺するために生きると決めていた

壱岐「私…は、鬼舞辻を倒し鬼を滅するまでは
女としてなど…生きてはいけません」
宇髄「壱岐…
闘いながらでも、女として幸せになることはできるぞ
俺の嫁たちが派手に証明している」
壱岐「それは天元様が旦那様でいらっしゃるからです…
普通の男はそのようなこと、できませんよ…」

ふふっと天元から顔を背けるようにして壱岐は笑った
宇髄は壱岐をじっと見つめていたが
壱岐の白い首筋が月明かりに照らされ
酒で少し赤く火照っているのが伺えた
壱岐の艶かしさに、つい宇髄は手を伸ばし
その首筋に つつっ…と指を這わせた

壱岐「っ⁉︎」

突然のことにビクッとし、壱岐が驚き振り向くと

宇髄「あぁ、すまねぇ
あんまり色っぽい首筋でよ」

と宇髄は笑った
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