• テキストサイズ

【鬼滅の刃】まぐわい

第3章 天元×壱岐(創作キャラ)


1

その日は柱合会議のあと
煉獄家で宴会があり
煉獄家の近くの藤の花の家で柱たちがそれぞれ
宿をとって休んでいた

縁側で月を眺めている大柄で筋肉質な男
「壱岐」
そう声をかけるのは音柱である宇髄天元
「はい」
と襖の外で呼び声に答えるのは、宇髄の継子である
篠田壱岐

彼女は5年前、13歳の時に
剣道場であった実家が鬼に襲われて
両親、門下生共に皆殺しにされた
壱岐も襲われたが、すんでのところで
宇髄が駆けつけ幸いにも命を落とさずに済んだ
壱岐の剣術を見込み、宇髄自ら稽古をつけ
剣士として忍びとして育て上げ、
15歳で鬼殺隊に入隊
現在は継子となっている

壱岐は今も宇髄の妻たちがいない時には
宇髄の身の回りの世話をしている
今夜もそうであった

宇髄「酒を持ってきてくれないか
まだ飲み足りねぇ」
壱岐「かしこまりました」

壱岐は素早く足音を立てずに
酒を取りに行く
少しして襖が開いた

壱岐「お待たせしました」

襖が開いた先には
長い藍色の髪を下ろし
真珠のような輝く白い肌に
大きく凛としたややつり目の薄紫の瞳
きゅっと締めた浴衣の帯は細い腰周りと丸い尻を強調し
甘露寺に勝るとも劣らない豊満な胸

壱岐はとても美しく魅力的な女性であるが
彼女は非常に気が強く
鬼への恨みも尋常では無い
鬼殺隊として日々命を張る剣士でもあった

剣士として、女性として多くの者に慕われていたが
その誰をも寄せ付けない雰囲気から、
彼女には男の影はおろか、友人も多くはなかった

宇髄「おう、ありがとな
毒見したか?」
壱岐「藤の花家で出されるものは必要ないのでは…」
宇髄「お前笑
相変わらず派手に頭のかてぇやつだな!笑
こっちにきてちょっと酒の相手しろ」
壱岐「はぁ…」

壱岐は、「あぁそういうことだったのか」と
宇髄の冗談をやっと理解した
襖のそばで正座をしていた壱岐は
宇髄の言う通りに彼の側に座り直した
/ 294ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp