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【鬼滅の刃】まぐわい

第23章 【番外】錆兎×真菰


3

その言葉の真意をはかりかねて、
真菰は改めて自分から言葉を発した

真菰「私は、錆兎のこと、男性として好きなんだけど…」

錆兎「俺もそう意味で言った。
真菰を女として好いている。
俺のものになってくれないだろうか」

真菰は錆兎の想いを理解すると
突然抱きついた

真菰「ほんとに?ほんとに?
嬉しい!錆兎…!」

いきなり抱きつかれて固まっていた錆兎だが
想いが通じたことにホッとすると、
微笑みながら真菰を抱きしめ返した

錆兎「ああ、俺も
…義勇に言われたんだ。
『男だろう、錆兎らしくないぞ』と。
胡蝶を手に入れた義勇に言われると
説得力があってな…」

真菰「あはは!確かに!
あの鈍い義勇に言われちゃうなんてね」

錆兎「きっと胡蝶の入れ知恵だ」

真菰「そうかも」

錆兎「さっきはすまなかった
急にお前に触れたせいで、つい…」

真菰「平気だよ。…なんか、気持ちよかった」

感想を言われて、錆兎の体がギシッと強張った

錆兎「………もう帰るか?」

真菰「えっ
続きしないの?」

錆兎「っ!…し、たいが…
どういうことをするかわかってるのか?」

錆兎が不安げに聞いてくるので
子供扱いされたように感じた真菰は
少し拗ねて言い返した

真菰「なっ!
経験はないけど、なんとなく知ってるよ!」

錆兎「そ、そうか…
いいのか本当に」

返事よりも先に、真菰は錆兎に口付けた

真菰「…して?
私も錆兎が欲しい」

錆兎は体温が急上昇したように感じると
頭で考えるより先に体が動き
再び真菰の口内を蹂躙していた
口付けながら真菰を抱き上げると、
真菰の腕が首に回され、そのまま寝室へと向かった

そっと布団に下ろし、真菰の羽織と隊服の上着を素早く脱がせ
自身も同様に上半身をシャツだけにすると、覆い被さった
何かを堪えるように、少し眉を顰める彼に色気を感じる
この姿を独り占めしたいと思った

真菰「錆兎、…私の男になって」

錆兎「…もうずっと前から
お前のものだ」

そう言ってまた舌を絡ませながら
性急な手つきで互いのシャツのボタンを外していく
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