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【鬼滅の刃】まぐわい

第20章 煉獄×紫苑(創作キャラ)④


9

煉獄「お前を怒らせると恐ろしいな!」

煉獄が笑いながらそう言うので
紫苑は恥ずかしそうに俯いた

紫苑「見ておられましたか…
あまりにしつこく、危うく手が出そうなところでした
女性らしくなかったですよね…」

紫苑はしょんぼりしたが
煉獄は全く気にしていない様子だった

煉獄「では俺はあの男の命を救ったな!
それにお前がお前でなければ、
継子にしていなかっただろう
先の様子、俺はなんとも思っていない」

と笑った
その顔を見て、紫苑は突然

紫苑「…何かありましたか?」

と聞いた
煉獄は見透かされたことに驚いた

煉獄「いや…」

煉獄は話す必要はないと思ったが
隠す必要もないと思い、

煉獄「後で話す」

と短く返した

舞台が終わると
夕食を食べに店へと入った
酒と食事を楽しみながら
先程観た歌舞伎の話に花を咲かせた
紫苑は歌舞伎に詳しく、
煉獄はその話に興味津々だった

紫苑「楽しかったですねぇ!」
煉獄「そうだな!」

ほろ酔いの2人は手を繋いで
ゆったりとした足取りで帰った
酔いが冷めてくると紫苑が少し肩を震わせるのをみて
煉獄は羽織を肩にかけた

紫苑「煉獄様が冷えてしまいます」
煉獄「平気だ!」

煉獄はご機嫌な様子だった
その様子に、紫苑は開演前の様子を
心配したのは杞憂だったかと思った
紫苑の家に着くと
当然のように煉獄が玄関に入ったので
紫苑は少し笑った

煉獄「どうした?」

紫苑「いえ、もう我が家のように入ってこられるので」

煉獄「ああ、すまない!失礼するぞ!」

紫苑「どうぞ、お上がりください」

くすくすと紫苑は笑っている
煉獄を居間に案内すると

紫苑「お風呂用意してきますから
煉獄様はごゆっくりなさってて下さい」

と言い、紫苑が立ち去ろうとするのを
煉獄が後ろから抱き留めた
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