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【鬼滅の刃】まぐわい

第20章 煉獄×紫苑(創作キャラ)④


8

千夜子「お久しぶりね」

煉獄「千夜子か!」

千夜子「こんなところで会うなんてびっくりだわ」

煉獄「ああ、奇遇だな!旦那とか?」

千夜子「ええ、あなたは…あの女性と?」

煉獄「会ったことあるだろう
弟子の五十嵐だ」

千夜子「え⁉︎あの方は男性だったような…」

煉獄「いや女子なんだが、事情があってな」

千夜子「すごく目立ってるわよ杏寿朗
彼女美しいし
あなたのその髪、派手だから」

と煉獄の髪に千夜子が触れようとすると
煉獄が手を払った
そのことに千夜子はショックを受けたようだった

千夜子「なに?」

煉獄「俺の身も心ももう紫苑のものだ
お前が勝手に触れて良いわけではない」

千夜子「…もう私とはしないの?」

千夜子が煉獄に詰め寄ると煉獄は後ずさった

煉獄「しない!」

千夜子「したって、バレはしないわよ」

煉獄の背が壁にぶつかる
千夜子は壁に手をついた

千夜子「私とするの、よかったでしょう?」

と千夜子は微笑んだ
千夜子の期待とは裏腹に
煉獄はこの時驚くほど冷たい感情だった

煉獄「…お前が女でなければ
今すぐ投げ飛ばしているところだ」

煉獄の怒った表情と、低い脅しに千夜子は身がすくんだ

煉獄「お前の顔は二度と見たくない
二度とうちの敷居を跨ぐな
紫苑が待っているのだ
愛しい女をいつまでも1人で待たせるような
野暮な男ではない
そこをどけ。」

千夜子はそう言われて手を引いた
煉獄は足早にその場を立ち去った
はっきりと絶縁され
千夜子は立ち尽くし
気付けば一筋涙をこぼしていた

煉獄が戻ると
紫苑は男に絡まれていた
紫苑は相手にしていないが
困った様子だった

男「俺、歌舞伎詳しいから
楽しいって絶対!」

紫苑「はぁ…(ため息)」

男「あんたの男も、誰か女引っ掛けてるって!」

紫苑「…!
貴様、煉獄様を侮辱するか
私のことは何を言われても良いが
あの方への侮辱は許さんぞ!」

紫苑の剣幕に男は凍りついた
紫苑の肩に煉獄の手が置かれ

煉獄「紫苑、待たせてすまない」

現れた自信に満ちた瞳の強そうな男を見て
男は逃げ去った
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