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【鬼滅の刃】まぐわい

第20章 煉獄×紫苑(創作キャラ)④


7

紫苑ははっと我に返り

紫苑「あの、おかしいでしょうか?
女性の装いは久しぶりなので…」

と不安そうに言うと
煉獄は紫苑を抱きしめた

煉獄「とても可愛らしい!美しい!
お前のような女子を連れて歩けること、
男として誇らしく思う!」

紫苑「よかった…」

紫苑はほっとしながらも
煉獄の真っ直ぐな褒め言葉に照れ
顔を赤くした

煉獄「化粧もしているんだな」

紫苑「軽く、ですけどね」

煉獄「うむ…夜にその紅を落とすのが楽しみだ」

煉獄が不敵に笑うと
紫苑は顔から湯気が出る思いだった
紫苑は煉獄が刀を入れた袋を持っているのを見て

紫苑「あれ、煉獄様、
刀を持っていらっしゃるのですか?」

煉獄「ああ、いつ何時何が起こるやもわからんからな!」

紫苑「では、私も…」

煉獄「その格好で刀を持っていたら
お前が役者だと思われるぞ
俺が一緒に持っておこう」

紫苑「すみません」

ふたりは街へと向かった
芝居小屋の周辺は人で賑わっている

紫苑「わぁ、すごい人ですね…」

紫苑が目を輝かせていると
煉獄が紫苑の手を取った

煉獄「はぐれないようにな」

と微笑むと
紫苑の手を引いて歩き出した
紫苑は外で男性と手を繋いで歩くことに照れていた
2人が歩いていると
周りがザワザワし出した

「役者の方かしら…?」
「目立つお二人ね」
「見ろよあの美人」
「いやでも連れの男、すげぇ強そうな上に男前だぜ」

煉獄の派手な髪色と力強い目つき、体格
紫苑の品のいい美しさは
男女どちらの目も引いていたが
当の2人はそんなことは全く気づいていない

歌舞伎座に着くと
開演まで少し時間があった

煉獄「紫苑、すまない便所に行ってくる
ここで待っててくれ」

紫苑「はい」

煉獄が歩いていると
急に誰かに腕を引かれ通路に出された
煉獄は咄嗟に刀に手が伸びたが
見ると千夜子だった
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