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【鬼滅の刃】まぐわい

第20章 煉獄×紫苑(創作キャラ)④


6

煉獄「紫苑、無理するな」

煉獄は吐き出していいと紙を差し出すが
紫苑は苦さに涙を浮かべながらも全て飲み干した

それを見た煉獄は口づけし
掃除するように紫苑の口内を舐め回した
濃い苦味が2人の口内に広がる

煉獄「水を取ってくるから、
待っていろ」

煉獄は素早く身なりを整え、部屋を出た
外は雨が上がっていた
煉獄は戻ってくると
紫苑に水を差し出し

煉獄「すまない紫苑
性急だったな」

と謝った

紫苑「いいえ」

煉獄「夜には
たっぷり可愛がってやるからな」

煉獄が紫苑に微笑みかけると
紫苑は頬を染めた

煉獄「そうだ、紫苑
歌舞伎は興味あるか?」

紫苑はその言葉に目を輝かせた

紫苑「大好きです!
師範もご覧になるのですか?」

煉獄「ああ、好きでたまに観に行く
今度良さそうな演目があるんだが
一緒に観に行くか?」

紫苑「ぜひ!」

紫苑があまりに嬉しそうなので
煉獄もつられて顔が綻んだ

煉獄「お前は芸事の家系だと言っていたから、
もしやと思ったのだ」

紫苑「そうでしたか…
おっしゃる通りです
幼い頃から舞台や芸の観賞には
よく連れていってもらいました
自分の家も役者一家でしたから
勉強も兼ねて…
最後に観たのは、随分前ですが」

煉獄「そうだったか」

紫苑「あの、良ければ、当日
準備に1時間程頂きたいのですが、宜しいですか?
狭い業界なので、私とバレると厄介でして
少しばかり変装をしたく…」

煉獄「なるほどな!構わんぞ!」

紫苑「ありがとうございます
たのしみです!」

紫苑はとても嬉しそうにしていて
その様子を見て煉獄も嬉しくなった

数日後
煉獄と紫苑は早めに稽古を切り上げ
出かける準備をしていた
夕方、煉獄が着物で紫苑の家まで迎えに行くと
すぐに紫苑が出てきたが
紫苑は女性の姿だった

美しい着物を見にまとい、うっすらと化粧もしている
髪もいつものような一つ括りではなく、
ハーフアップだった
煉獄は見慣れない紫苑の可愛らしい姿に目を奪われ、
しばらく見惚れてしまっていた

紫苑もまた
いつもとは違い、着物を着こなす煉獄の姿に
目を奪われていた
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