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【鬼滅の刃】まぐわい

第19章 義勇×しのぶ④


3

それを聞いて、義勇ははっとした
伊之助との関係を知らされた時に生まれたあの感情も
嫉妬だったのだ

煉獄「冨岡はそれほど
胡蝶を想っているということだ!」

義勇は新たに知った感情に驚き、
しばらく動かなかった
『何考えてんだ』
煉獄と宇髄が義勇を見ていると
突如ムフフと笑い出した

宇髄「なんっお前!きも‼︎」

宇髄は全身に鳥肌を立たせていた
煉獄は義勇から目を逸らした
義勇は、2人が自分にしのぶへの気持ちと
嫉妬という感情を教えてくれたことが
嬉しかったのだったが
2人にそれは伝わっていない

煉獄「冨岡、胡蝶をきちんと捕まえろ
お前から伝えるべきだ
躊躇って無駄にする時間は、
鬼殺隊に身を置く以上は無いぞ!」

宇髄「ま、それは確かにそうだな
つーかもう見てて焦ったくてしょうがねぇから
早く夫婦にでもなっちまえよ」

義勇「…ああ」

宇髄「え?本気で?」

義勇「何がだ」

『夫婦』の部分を否定しないので
宇髄と煉獄はまた驚いていた

宇髄「ところで、胡蝶と恋仲になったら
最中を見せてくれねぇか」

義勇「断る」

義勇は即答だった

店を出て、義勇は蝶屋敷に向かった
夜は任務だが、夕方に出れば間に合う距離だ
早くしのぶに会って、伝えなければ
気が急いて、自然と足が速くなった

蝶屋敷につくと不死川が出てくるところだった
最近不死川は蝶屋敷によく来ているようで
禰豆子がよく懐いていた

特に交わす言葉もなく2人はすれ違った
その時、しのぶの匂いがして
義勇ははっと振り返った

義勇「不死川」

と呼び止めると
不死川は不機嫌な顔を向けた

義勇「胡蝶と何かあったか」

不死川「何かってなんだァ」

義勇「…」

不死川「チッ!なんとか言えよ冨岡よォ
テメェには関係ねぇことだ」

不死川はそう言って去っていった
義勇はなんだか胃のあたりがざわついた
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