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【鬼滅の刃】まぐわい

第16章 うた×縁壱


5

うたはどきどきしたまま寝る準備をすると
布団に寝転がっている縁壱のもとに寄った

うた「お待たせしました…」
縁壱「ああ」

縁壱は起き上がると
うたに微笑みかけ頬に手を伸ばした
優しい手にうたも顔を赤くしながら微笑んだ
添えた手を首に下ろすと縁壱の顔が近づき

縁壱「…いいか?」
うた「はい…」

うたに確認すると
縁壱は口付けた
触れるだけの口付けをしながら
うたの様子を伺う縁壱
何度か唇を重ねると

うた「ふふ」

うたが笑った

縁壱「どうした?」
うた「縁壱さん、優しい」

と嬉しそうに笑うので
縁壱はギュッとうたを抱きしめた
このまま優しくしたい気持ちと
自分の欲を思うままぶつけたい気持ちが葛藤する

うた「縁壱さん、心臓が大きな音してる
つらい?」

縁壱「…ある意味では。
でも幸せだ」

うた「ふふ」

うたは猫のように
縁壱の首元に顔をすりつけた
縁壱はうたの頭を撫でながら

縁壱「うた」

と呼ぶと
うたが顔を上げる
そのまま縁壱は再び口付けたが
何度か触れたのち、舌をうたの口内に割り入れた
うたは縁壱の舌が入ってくると
縁壱の肩に手を置き、少し浴衣を掴んだ

うた「ん…んぅ…」

うたが声を漏らすと
縁壱の頭の中に熱いものが弾けるようだった
それは身体中に一気に広がり
中心に集まる

知らず知らずにうたの奥を貪るように
口付けは激しくなり
うたの頭を撫でていた手に力が入る

もう一方の手は、もう我慢ならないと言うように
うたの背から腰を撫でている
口内を這い回る縁壱の舌に翻弄されて
うたは頭がぼうっとした
体温が上がり体内でじんわりと
何かが湧き出すような感じがした

縁壱が口を離すと
うたは顔が赤く、息をあげ
潤んだ目をとろけさせていた
初めて見るうたの女の顔に
縁壱は興奮せずにはいられなかった

縁壱「苦しかったか?」

縁壱が聞くと
うたはふるふると首を横に振った

縁壱「もう少し、触ってもいいか?」

うたは恥ずかしそうに頷いた
縁壱はうたを布団に寝かせると
再び口付けた
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