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【鬼滅の刃】まぐわい

第16章 うた×縁壱


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2人が15、6の頃
仲良くしている農家の旦那に

旦那「うたちゃんとは子供つくらないの?」

と聞かれた

縁壱「子供…」

考えたこともなかった
ただこの何気ない毎日がずっと続いて
ずっとうたと一緒にいるつもりでいた

旦那「うたちゃんと夫婦なんだよな?
そういうことはしてないのか?」

縁壱「そういうこと…?」

旦那「子作り」

縁壱「してないし、どうしたらいいかもわからない」

その返答に旦那は驚いた

旦那「うたちゃんが大事なんだろ?」
触れたいとは思わないのか?」

そういえば、いつからうたに触れていないだろう
幼い頃は抱き合って寝たりもしていたのに
うたがどんどん綺麗になって
体つきも変わって
触れていいものか分からず
緊張してしまって、ここ数年うたに触れていない

縁壱「…なんだか、
うたが昔とは変わってしまって
どうすればいいのかわからない」

旦那「…うたちゃんと
ちゃんと話した方がいいかもな。
この先のこと
うたちゃんがどう思ってるかもわからないだろ?」

そう言って、旦那は子作りの仕方や
女性の扱いなどを縁壱に教えた

縁壱「そんなの…無理だろう…」

縁壱は若干引いている

旦那「いや大丈夫なんだよ
女は思いの外強い!」

そう言って旦那は笑った

縁壱はそれからよく自分の気持ちや
うたとのことを考えるようになり
自分が何を求めているのか
段々と理解していった

ある夜
縁壱は寝る前にうたの手に触れた
うたは驚き、縁壱を見た

うた「縁壱さん、どうしたんじゃ?」

縁壱「うた、俺はお前とずっと共にいる」

いきなりそんなことを言い出し、
どうしたのかと思ったが
うたは黙って聞く

縁壱「俺はうたとの子ができれば嬉しい」

それを聞いてうたは目を見開いたあと
みるみる内に顔が赤くなった

うた「ど、どうしたんじゃ…
いきなり…」

縁壱は手を引き、狼狽えるうたを抱きしめた
久しぶりの縁壱の温もりにほっとするが
昔とは違い、硬く大きな体つきに
うたは鼓動が速くなる

縁壱もまた、うたの華奢な体つきと柔らかさに
胸の奥がざわついた

縁壱「想像してみたんだ
家族を失くした俺たちが
自分たちの家族を作る…
これ以上の幸せがあるだろうか」

うたはそれを聞いて目が熱くなった
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