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【鬼滅の刃】まぐわい

第8章 煉獄×紫苑(創作キャラ)


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紫苑「あの、ちょっとお聞きしたいことがあるのですが...
千夜子様のことで」

煉獄はピタッと食事の動きが止まった
紫苑は、煉獄が人妻である千夜子と
何をしているか勘づいていた
別にそれ自体に何かを言うつもりはないが
そのあとの煉獄の様子がおかしいので、心配していた

紫苑「時折、千夜子様をお見送りして帰ってきた後、
師範のご様子が…優れないような気がして…」

煉獄「弟子のお前が師である俺の心配など無用だ」

煉獄が静かにそう言うと
紫苑はびくっとして

紫苑「出過ぎたことを申しました
申し訳ございません!」

と謝罪し、暫くお互い黙って食事していたが
煉獄が口を開いた

煉獄「どうすればいいかはわかっているのだ
俺は千夜と…してはいけないと」

煉獄がぽつりと呟くように言い、弱々しく微笑んだ

煉獄「千夜に誘われると、どうもな…」

紫苑はなんと言っていいかわからなかった
男女のことは複雑で難しい
紫苑は困ったような情けないような
普段は見せない表情を浮かべる煉獄を見て
心が締め付けられる思いだった

食事を終え、自分の部屋に戻ってからも
『師範のために何か自分にできることはないか…何か…』
と考えていた
そして何か閃くと、煉獄の部屋に向かった
小さな声で

紫苑「師範、起きていらっしゃいますか」
煉獄「五十嵐か。入っていいぞ」
紫苑「失礼致します」

布団の上に座っている煉獄の脇に正座すると

紫苑「師範、どうでもいい女や
千夜子様を抱くくらいなら、私を抱いてください」

煉獄は思いがけない言葉に驚きを隠せない様子だ

煉獄「何を言って...」

煉獄が言い切らないうちに、紫苑は自分の浴衣を脱ごうとしている

煉獄「待て紫苑!」

紫苑は黙ったまま、浴衣を肩からするりと落とした

鍛えてはいるが男よりは随分と華奢な首と肩
ハリのある乳房が現れ、その頂は薄い桃色
締まったくびれから女性らしい丸みのある腰回り
美しい体に煉獄は思わず生唾を飲んだ
紫苑は自分でそのようにしておきながら、
羞恥で顔を赤くしている

しかし紫苑の真っ直ぐな瞳は煉獄を見つめ
煉獄もまた紫苑から目を離せないでいる
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