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【鬼滅の刃】まぐわい

第8章 煉獄×紫苑(創作キャラ)


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紫苑「女だとご存知だったのですか⁉︎」

煉獄「ああ!最初に会った時から知っていたぞ!
お前を抱えて下山した時だ!
男と女では、体つきが違うからな!
それに少し見ていれば、気配で分かるぞ!」

紫苑はカァッと顔が赤くなった

紫苑「自分が女だと知っていながら、
しかもそのことを隠していることを承知で
継子にしてくださったのですか?」

煉獄「強さに男女は関係ないからな!
それに甘露寺とて俺の元継子だ!」

紫苑「そうでしたか...」
煉獄「何か事情があってそうしているのだろう
俺は別にそんなこと気にはしない!」

紫苑は煉獄の優しさに涙を浮かべた

寝室は別にしてもらい、
煉獄が風呂を済ませに入ってから食事をとっていると、
後から風呂を済ませた紫苑が食事をとりに入ってきた
サラシを取った胸元は豊かにハリがあり
髪を下ろし、湯上がりで艶のある肌、
仄かに紅く色づいた唇は、誰が見ても美しく色っぽい女だった

煉獄は笑った

煉獄「不思議なものだ
今はどこからどう見ても女子だ」

紫苑はなんだか気恥ずかしくて顔を赤くした
煉獄に隠し事をしたくないと思い、
紫苑は食事をとりながらゆっくりと話し出した

紫苑「自分の家族は代々芸事を生業とした一族でした
家の名を残すため、両親は男が産まれることを切望していましたが、
女しか産まれず
自分の下に3人妹がいましたが、長女ということで
自分は物心がついた頃から男として育てられました」

煉獄は黙って聞いている

紫苑「ある日、舞台を終えて家に戻ると
鬼に襲われ家族が皆殺しにされていました。
親族は自分を跡取りにするつもりでしたが
この先も男として生きるのは辛く....
逃げて鬼殺隊に入りました」

煉獄「今はお前の自由にできるではないか
なぜ女であることを未だに隠す?」

紫苑「なんだか、今更女の格好をするのが
気恥ずかしくて...」

紫苑は笑った

紫苑「隠すつもりは無いんですけど、
言う必要も無かったというか...
あ、胡蝶様はご存知ですよ」

煉獄「お前が辛く無いのならそれでいい」

煉獄はそう言って微笑んだ
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