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君に届くまで

第84章 新たな拠点、新撰組



彼らが話している間にも、鳥の折り紙は生き物の様に羽ばたき宙を舞う。
そして、彼らの周りを一回りした後、しゅんと光の粒子を残して消えた。

「さて、寝支度をしましょう。明日からまた忙しくなるでしょうから。」

「そうだね、そろそろお風呂が空く頃かな。」

「共同風呂なのが玉に瑕だけどね。」

「無いよりはいいよ。」

「だよねー。銭湯とか今はちょっと…って感じだし。」

「これでも非常事態ですしね。」

レンに続き、燭台切、加州、大和守、乱、堀川が話しながらもお風呂セットを手に持ち立ち上がる。

「じゃ、行きますか!」

「レッツゴー!」

「しーっ…!カタカナはダメですって…!」

大和守、乱が意気揚々と言い、堀川が慌てて制した。

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