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白銀の花に輝きを
第2章 Prolog
「今日からここが私の学校。友達って呼べる人できるかな…。」
真っ白な長い髪をなびかせて少女は歩く。あの有名な少女の姉とほぼ同じ顔に、周りの生徒は彼女を見てざわめく。そんな生徒たちを気にも留めることなく彼女はクラス表の前に立つ。カタカナで書かれた名前は直ぐに見つかった。
「1年5組、か。」
くるりと踵を返して彼女は校舎へと足を進める。中学の時とは真逆の黒い制服をまとって。
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