第4章 雪烏の誕生??
「『化け物』なんかじゃない、か。」
帰り際に日向くんが言ってくれた言葉。あの一言だけで気持ちが少し楽になった。
「私は、どうすればいいんだろう…」
正直、マネージャーをやるのは怖い。でも、あの暖かいチームを支える手助けがしたい。
色々な思いがごちゃごちゃに混ざりあって整理がつかない。
「…こんなとき、お姉ちゃんならなんて言ってくれるかな。ゆずちゃんなら…」
きっと…
『アルのやりたいようにやるべきですよ。』
『アリィがやりたいならやるべきだゾ!自分に素直になることが大事だなんだゾ!!』
って言うはず。
素直に…やりたいように…
私は
マネージャーとしてみんなを支えたい。
この"眼"を活かして勝利の道を開きたい。
なら、やる事、言うことはひとつでしょう?
「決めた。」
私は1つ、大きな決断をした。